人の助けを受け入れる力

吉田穂波先生を取材した記事にも書きましたが、http://ichidanoriko.com/archives/9867
人の助けを受け入れることができる力を「受援力」といいます。
11月のsalon utenaでもお話させていただきました。

私たちは、生まれてきた時は皆、受援力を発揮できていました。
でも、成長の過程で
「人に迷惑をかけてはいけない」
「自分のすることに責任をもて」
と教わり、
だんだん、周りに助けを求められず、
抱え込むようになっていきます。
ヨーロッパでは、
「人に迷惑をかけることもあるのだから、
人の欠点も受け入れなさい」と教えられるそうです。
自己責任論が幅をきかせる日本の、
なんと息苦しいことかと思います。
真面目で責任感の強い女性ほど、
自分で自分を追い込み、
SOSを出すハードルが高くなっていきます。
「女性だから家事ができなきゃいけない」
「母親だから、家事も仕事も上手にこなさなくてはいけない」
それは、あなたが知らず知らずのうちに、
自分に課してしまった基準です。
1人でできることが、真の自立ではありません。
1人でできることと、他人に頼ることを見極め、
お互いに助け合う方法を探り、
ベストな方法を選べることこそが、
真の自立です。
よく言われるのが、
「あの人の方が大変なんだから、
私はこれくらい我慢しなきゃ…」
大変さは人と比べることはできません。
辛いと思ったら、辛いと言っていいんです。

頼ることをポジティブに捉えるには、
訓練が必要です。
実践トレーニングについてもお話をしました。
来てくださった方は、
小さなお子さんを持つお母さんや、事業を始めたばかりのお母さんたち。
「受援力」というワードに反応して来てくださったワーキングマザーも!
頼ることにハードルの高い、少しでも多くの日本の女性に知っていただきたい!
これからも機会があればお話をしたいと思います。
「 受援力」のシェア会をご快諾していただいた、吉田穂波先生に感謝です。