一度きりのレシピ

吉祥寺のカフェ「ふたつの木」オーナーの林愛さんに教えてもらった、料理家cayocoさんの「一度きりのレシピ」。
フリーの料理人として、2018年に風土を立ち上げた、cayocoさんの著書。https://fuu-do.com
最近、個人的には緊張するような出来事が多かったのですが、
この本を読んで、一気に別世界へ誘われ、身体が緩みました。
まるで、表現を通じたセラピー!
写真の力、文章の力を存分に味わいました。目に見えるモノだけでなく、人柄や目に見えないエネルギーまで感じる写真。
ああ、私もいつかこんな写真が撮れるようになりたい!
「季節ごとの旅を通じて、人、食材、土地と出会い、それぞれの旅先で作った保存食をバトン代わりに食と人をつないでいく」。
福岡津屋崎、香川県小豆島、長野県佐久市、島根県雲南市。
各地で作り手や食材と出会い、素材を生かした料理を作る。
作り手の、覚悟、食材に込められた思い。
cayocoさんは、作り手の思いをどんと受け止めて、自分の我を捨て食材と無心で向き合います。
そんな肩の力を抜いて作られた料理は、食べる人も心と体が自然とほぐれるんだと思います。
ふたつの木で、cayocoさんのランチ営業にお邪魔してきました!
実際、cayocoさんの作るお料理はとてもパワフル。どんなに疲れていて、落ち込んでいても、パワーがみなぎるお料理なのです。

野菜は小豆島のhomemakerさんのもの。素材のもつ力を思い知らされました。今まで私が食べていた、野菜は何だったの?(笑)
cayocoさんは体調を崩したことをきっかけに料理の世界に入った方。
あることをきっかけに、治癒に向かうのですが、そのお話もとても神秘的です。
表現する人、料理を作る人、どんな人でも、
周りがどうこうではなく、
行き着くところは、
自分を整えて、自分を高めていくことしかないのだ、と思います。
ぜひ著書を手にとってみてください。
